山留め壁の工法の種類と違い、メリットなどを解説

親杭横矢板工法とは

木製の板で作る山留め壁

親杭横矢板工法とは、芯となる棒状の「H形鋼(親杭)」を地中に打ち込み、掘削をしながらその杭の間に木製の板をはめ込む工法です。

木製の板を使うので、地下水の流れを止めることはできません。地下水位よりも浅い掘削を行う時に適しています。

比較的費用が安価で済む

ただ親杭横矢板工法は、他の方法に比べて比較的安価で工事ができる点がメリットとして大きいです。

シートパイル工法とは

鋼材で杭の役目も兼ねる山留め壁

シートパイル工法とは鋼製で板状の杭になっているシートパイルを打ち込む工法です。

シートパイルは鋼製で板状になっているため止水性に優れています。

高価なケースが多い

材料が比較的高価なので地下工事が終了後に回収するのが一般的です。地下水位の高い地盤では比較的浅い掘削に適しています。

ソイルセメント柱列壁工法とは

セメントと土の山留め壁

止水の山留め壁としてよく用いられる「ソイルセメント柱列壁工法」。

土とセメントミルクをよく混ぜ、剛性を持たせるためにH形鋼の芯材を使用して土留め壁を作ります。

地下水がある地盤で、比較的深い掘削工事を行う建築に適している工法です。

鉄筋コンクリート地中連続壁工法とは

鉄筋にコンクリートを流し込む

地中に鉄筋コンクリート製の壁を構築する「鉄筋コンクリート地中連族壁工法」。鉄筋にコンクリートを流して固めます。

止水性にも剛性にも優れており、地下躯体としてそのまま使用され続けることもあります。

他の方法より費用が高くなる

ただその分費用は他の方法よりかさみます。敷地の周辺に重要な構造物がある場合、大深度掘削を行うと地盤に影響を与えやすくなるので、この方法が採用されることがあります。

既存躯体を利用する方法とは

すでにあるものを山留め壁に

既存の建築物を利用する方法もあります。既存の建築物がすでにある場合、地下の外壁を部分的に買いたいせずに、山留め壁として利用します。

コスト・工期・手間の面でメリットが多い

これによって地下街べきの解体と新しく設置するはずだった山留め壁の工程を省くことができるので、コスト面でも工期面でもメリットが多いです。

山留め壁まとめ

コンノ
周囲の地盤や建物に影響が出ないように壁になって支える山留め壁にも種類がたくさんあるんですね。
編集長 松浦
はい、工事を行う現場によってどの工法で山留め壁を作るか違ってくるので、気になる方は一度調べてみてはいかがでしょうか。