施工管理技術者とは?建築現場のQCDSEを管理する

編集長 松浦
今回は建築物の施工管理を行う「施工管理技術者」についてご紹介します。

施工管理技術者とは

現場監督のような役目

施工管理技術者とは、注文者から直接契約を請け負っている建設業者(ゼネコン)の担当者で、建設現場における現場監督です。

建設現場の全体を管理をする立場にあるので、建設現場では中心人物として様々な業務を行います。

施工管理技術者の施工管理「QCDSE」

5つの施工管理

施工管理技術者は建設現場で、

  • Quality(品質)
  • Cost(原価)
  • Delivery(工程、工期)
  • Safety(安全)
  • Environment(環境)

の管理を行っています。この5つの管理の頭文字から「QCDSE」と言われます。

施工管理技術者の具体的な仕事

点検や確認を行う現場巡回

施工管理技術者は、現場の足場や環境の安全点検や施工の進み具合などを確認&チェックするために現場にも足を運びます。

その際に管理の立場から指導や監督をすることもあります。

書類の作成やチェック

施工管理技術者は常に現場にいるわけではなく、事務所でのデスクワークの時間も多いです。

事務所内では施工図や計画の作成、品質のチェックなどを行っています。

機材や資材の発注、手配

また建設現場で足りなくなった資材や必要になる機材の発注や手配を行うのも施工管理技術者の仕事です。

サブコンと打ち合わせ

施工管理技術者として、専門工事を行うサブコンとの打ち合わせも欠かせません。

情報交換や現状把握、予定している作業の調整などを目的にサブコンの代表者と会議を開き、必要似応じて指示や監督も行います。

施工管理技術者Mさんの1日

施工管理技術者の1日の流れを知ることで、より施工管理技術者の仕事を理解しやすくなると思います。

8:30 朝礼

朝は朝礼から始まります。朝礼は現場の立ち入り禁止の場所や危険なところを確認する時間になります。

現場で作業する技術労働者が怪我や危険な事故に巻き込まれないよう、時間は長めにとって伝達します。

また全員が一同に揃う時間でもあるため、新しく入った人の紹介、全体へのお知らせ、ラジオ体操、声出しなどもこの時間に行います。

10:00 現場の巡回とデスクワーク

施工管理技術者は朝礼を終えると、現場内を巡回して確認業務に入ります。工事を行う技術労働者たちに危険がないよう、工事の際に組まれる足場や安全設備の不備の点検などを行います。

確認が終わると事務所でデスクワークを行います。資材の発注作業や施工図・工程表の確認、品質書類の作成などパソコン業務になります。

11:30 サブコンの職長と打ち合わせ

サブコン(下請けの建設専門業者)との打ち合わせでは、作業の進み具合や作業予定の確認と把握を行い、各工事の作業の調整を行います。

技術労働者(サブコン)は、職長と言われる専門業者の中の代表者が参加します。

12:30 昼休み

ランチタイムです。しっかり休憩を取ります。危険な建設現場で休憩無しは命取り。

13:30 巡回、デスクワーク

午後の作業が始まるので、朝と同じように建設現場の巡回をして安全点検や工程確認を行います。

そして確認が終わるとまたデスクワークで書類作成や発注、確認、機材調達などの業務にあたります。

17:00 1日の最後に現場の巡回

作業が終わる前、1日の最後にも現場の巡回を行い、工程の進み具合の確認や安全点検を行います。

18:00 退勤

この日は18時に退勤。次の日に備えてしっかり睡眠をとります。