タイル工事とは!印象を決める「目地」の種類や工法について解説

タイル工事とは

床や壁のタイル張り作業

タイル工事とは名前の通り、設計図に従って床や壁に指定のタイルを張りつける工事です。

タイル工事では浴室やキッチンなどの部分的なタイル工事から、外装全面にまで及ぶ大規模なタイル工事まで幅広く活躍します。

外装のタイル張りには注意が必要

タイル張り工事では、タイルが剥がれ落ちる危険もあるため細心に注意を払って作業にあたる必要があります。

タイル張りの印象を決める「目地」とは

目地とは

目地(めじ)とはタイルを貼り付けた時にできる一定の間隔のことで、目地の作り方によって外観の印象が大きく変わります。

目地は使用されるタイルのサイズによって標準の目地幅が決められています。できた目地の部分には化粧目地雇用セメントモルタルを詰めます。

またタイルは気象の変化に伴い膨張収縮を繰り返します。そのため壁面3~4cmの間隔に収縮調整目地を設けることで、タイルが剥離を起こす危険がないようにします。

タイルの張り方種類

タイルの貼り方は「目地」の種類についていくつかご紹介します。

芋目地

芋目地(いもめじ)とは、上から下まで縦横一直線になる積み方で見られる目地です。

あまり遊びの無い印象を持つかと思います。規則正しくかっちりとした印象を与える目地になります。

馬目地

馬目地とはタイルを半分ずつズラしたように交互になっている積み方です。

一般的なレンガの積み方と聞くとこのイメージが浮かぶ人が多いのではないでしょうか。

フランス張り

フランス張りは縦で見ても横で見ても、短いタイルと長いタイルが交互なっているのが特徴の目地です。

馬目地と同じで横の線は揃っていますが縦の線が直線になることはありません。

イギリス張り

イギリス張りは一段おきに短いタイルと長いタイルが交互になる積み方です。

下の段で長いタイルが横に並んだら、次の段では短いタイルが並びます。

タイル工事の工法

これから紹介するタイル工事の方法は「後張り工法」といって、壁や床の下地面が完成した状態からタイルを張っていく工法です。

改良積上げ張り

「改良積上げ張り」とは接着剤の役目を果たすモルタルをタイルの裏側に塗り、精密に整えた下地に対して積み上げように張り付けていく工法です。

下地にモルタルを塗らないので剥落が起きないよう下地の精度を高くする必要があります。

改良圧着張り

「改良圧着張り」とは下地とタイルの裏側両方にモルタルを塗りつけてタイルを張っていく工法になります。

密着張り

「密着張り」とはヴィブラートという専用機器で振動を加えながらタイルを張る工法です。

手で張り付けていくよりもスムーズに作業が進むことから、一枚ずつタイルを張る方法の中では最も普及している工法になります。

モザイクタイル張り

「モザイクタイル張り」とはあらかじめタイルを結合させて1枚になっているものを張り付ける工法です。

下地面に接着モルタルを塗り、いくつものタイルが1枚になったシートのようなものを貼り付け、打ちつけていきます。

マスク張り

「マスク張り」とは板を利用してシート状タイルの裏面に、モルタルを塗りつけて張り付ける工法です。

このマスクとは、タイルの形に合わせて所定の厚さのモルタルを塗りつけることができる板です。

有機系接着剤張り

「有機系接着剤張り」とはこれまで使っていた「セメントモルタル」ではなく、接着剤を使ってタイルを貼り付ける工法です。

セメントモルタルよりもコンクリートの収縮にも対応しやすくタイルが剥がれにくいため、近年利用されることが増えてきました。

乾式張り工法

「乾式張り工法」とはステンレスの部材フレームのようなものを下地に組み、タイルをはめ込んでいく工法です。

下地のコンクリートにタイルを引っかけて固定することができるため、セメントモルタルや接着剤、乾かすなどの工程も必要ありません。