コンテナハウスのデメリット総集編!これをみればデメリットの全てがわかります

コンテナハウスのデメリットをまとめました

ローコストで、移動でき、耐震性に優れ、耐久性に優れ、おしゃれなコンテナハウスでもデメリットがあります。

皆さんが持つ安価なイメージほど安くない

中古のISO海洋輸送用コンテナを使用してコンテナハウスを建築していた時代がありました。この時は確かに安価に建築できたのですが、現在では日本の厳しい建築基準法をクリアするために、建築用コンテナを新品で製造して建築に使用しなくてはいけなくなりました。

こうしたことからも木造建築と同程度かやや高い施工費用となります。普通に重量鉄骨を建てるよりは安価に建築が可能ですが、木造建築と比べれば決して安くはありません

またもし中古コンテナを利用して建築する場合でも、中古コンテナそのものは建築基準法に則っていないため、建築基準法を通すための施工費用をプラスすると、結局新品の建築用コンテナと同じか、高くなることがほとんどです。

移動はできるが簡単ではない

コンテナ1台もしくは2台程度の家であればそれほど難しくはありませんが、大がかりなものになればライフラインをすべて外し、全て運べる状態に分解し、基礎からはずして移動します。

引越し先の新しい土地の購入費用も必要ですし、基礎工事から再組み立て費用、ライフラインを引く必要もあります

トレーラーハウスのようにはいかないことは知っておきましょう。

壁は全て取り除くことができても柱を取り除くことはできない

JIS鋼材を使用し、JIS認定工場で製造したラーメン構造のコンテナだからこそ建築用として認められています。このため、壁全てを取り外すことができても、四隅の柱を取り除くことはできません

ただしコンテナの良さは失われますが、柱を取り除いても大丈夫なように構造計算を行い、柱を取り除いて施工することもできます。

コンテナハウスを作る上で柱が邪魔になるケースは少ないですが、覚えておきましょう。

コンテナを運び込める道路、立地が必要

非常に狭い場所の場合は、パーツとして運んで現地でコンテナに組み上げることも可能ですが、もちろんコストは増大してしまいます。

このため基本的にはコンテナを設置する上で障害のない建設条件が望ましいです。

イレギュラーサイズのコンテナは輸送費が高い

海上輸送システムの恩恵を受けるためには20フィートか40フィートである必要があります。

例えば10フィートのコンテナハウスがほしい場合、もう10フィートで何か作ってくっつけることで合計20フィートとして輸送します。もし10フィートなどイレギュラーサイズのコンテナ単体で輸送することになれば、通常輸送費用の10倍以上かかる場合も考えられます

コンテナ自体はラーメン構造になっているので全ての壁を取り除くことができますので、自由に組むことができますが、イレギュラーサイズのコンテナの場合は作ること歯可能ですが、輸送コストという制限があります。

コンテナを国内製造にした場合1.5~2倍のコストがかかる

コンテナを国内製造とした場合、製造費用が中国など海外製造と比べ1.5倍から2倍になり、輸送費よりも大きく割高になってしまうため、海外製造で20フィートか40フィートで輸送した方が安く上がります。

フラット35を使うとコンテナハウスのメリットのひとつ、ローコストではなくなる

フラット35は住宅金融支援機構が定めた建築基準を通過しなくてはいけませんが、この基準が厳しく、建築基準法だけに則った仕様ではフラット35を通すことができません。

このため住宅金融支援機構の厳しい建築基準に合わせるために施工費用が増えることになります。

すると住宅の信頼性や性能は上がりますが、ローコストではなくなっていきます

コンテナハウスの間違った認識、デメリット

ネット上にはコンテナハウスに対する間違った情報が多く、弊社にもどこからそんな情報を仕入れたのかというようなご質問をいただくことがあります。

おそらくコンテナハウスのイメージ先行でネット上で書かれたものだと思うのですが、誤解がとても多いのでここでご紹介させて頂けたらと思います。

断熱性能は一般的な住宅と変わらない

コンテナが鉄なので、さも断熱性能が低いように言われている話もありますが、コンテナハウスの断熱性能は一般的な住宅と違いはありません

北海道などの雪国でもドバイのような中東でも問題なく使用することができます。

錆びに関する経年劣化

もちろん鉄なのでそのままであれば錆びやすいのは確かです。

ですが重量鉄骨は一般的に使用されている工法であり、処理をすることで海の家など浜辺に設置することもできます。

木造でも鉄筋コンクリートでも全く同じで、どんなものでも処理をしなければ朽ちてしまいます

つまりコンテナハウスのデメリットいうよりも建築物としての経年劣化のひとつといえるかと思います。

天井は低くない

天井が低いのではという話になることがありますが、コンテナの内寸高さが約2.4m、ハイキューブであれば2.6~2.7m位あります。

ここに屋根断熱を入れるとやや下がりますのでハイキューブを使うことで一般住宅の天井と変わりません

コンテナは選べますし、施工次第で屋根を高くすることも低くすることもできます。

雨漏りに関する誤解

勾配がない陸屋根から水が溜まって雨漏りするのではというご質問を頂くことがあります。

これはとんでもない誤解です。

建築家として、施工会社として、住宅を建築するにあたって勾配がないからと雨漏りするような家を建築するわけにはいきません。

建築物ではなく、コンテナをポンと置いておけば腐食などで雨漏りがすることもあると思いますが、建築物として建てる場合には雨漏りの心配は必要ありません

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    CONTAINER BASE編集長 松浦

    キャンプ大好き30代後半のコンテナベース編集長。コンテナハウス企画・製造・販売に関わり、「見慣れたものではない、面白いものを作ることができる」ことを知ってほしいと、コンテナベースから情報発信していくことになりました。