剛接合とは?コンテナやラーメン構造で使われる強固な接合方法

編集長 松浦
コンテナを建築基準法に合わせるには”剛接合”が大きなポイントのひとつになります。
コンノ
接合とはくっつける作業ということですか?
編集長 松浦
そうですね。コンテナの接合では主に溶接を使いますが、ボルトで留める方法などもあります。

コンテナで使われる「剛接合」

剛接合とは

剛接合とは横から力が加わって部材が変形しても接合部分は変形しない強固な接合方法をいいます。

この剛接合は骨組みとして使われる部材同士を一体化させる接合方法で、この接合方法は長方形の枠組みのラーメン構造に用いられます。

剛接合の種類

剛接合にも種類があります。

  • 機械的接合方法
  • 治金的接合方法

次の項目からはこの2つに接合方法について詳しく見ていきたいと思います。

機械的接合方法とは

ねじ(ボルト)で繋ぎ合わせる

機械的接合方法とはねじ(ボルト)やおりこみ、カシメなど、溶接などを使って部材同士をつなぎ合わせる接合方法です。組立てや解体が比較的簡単で強度も高いです。

機械的接合方法にはボルト接合とピン接合があります。

  • 高圧ボルト、ボルト接合
  • ピン接合

しかし剛接合に該当するのは高圧ボルト接合で、ピン接合はピンで連結して回転させた連結方法になります。

高力ボルト接合とは?使用される部材と強度の理由、規格などについて

2018年11月29日

治金的接合方法とは

熱で溶かして接合

冶金的接合方法とは、一言で言ってしまえば「溶接接合」で、融解や圧力などを利用して部材同士を接合する方法です。溶かして一体化させる方法になるので、部材同士のつなぎ目が強固なものになります。

鋼材の接合方法として最も利用されている方法です。最小でも3tfの耐力を持つ継ぎ目を設ける必要があります。

剛接合のメリット

耐力壁やブレースが必要ない

剛接合で造られた建築物は耐震力が非常に高く、耐力壁(耐震壁)やブレースと呼ばれる柱と柱に斜めに取り付ける筋交いが必要ありません。

耐震化が進み、古いマンションなどは大規模なブレース(筋交い)工事をしているところを見かけます。ブレース工事は騒音や振動の問題があり、工事期間中はまともに暮らすこともできないこともあり、その状態が1年近く続くことも珍しくありません。

仕切りがいらない

しかし剛接合で建築された建築物はそのような心配とは無縁で、柱や梁は太くなりますが仕切りのない広い空間を作り出すことができます。

建築用コンテナでは剛接合が用いられています


上の写真は弊社が施工を行った日本で最初のボックスラーメン型コンテナハウス パルシステム館山です。

ISO海洋輸送用コンテナと同サイズで、JIS鋼を使い、JIS認定工場で剛接合(溶接)が行われたラーメン構造の建築用コンテナです。

剛接合のラーメン構造であることで初めて建築用としての十分な強度が保たれ、窓や出入り口などの開口部を設けても強度に心配がない状態が生まれます。

ABOUTこの記事をかいた人

CONTAINER BASE編集長 松浦

キャンプ大好き30代後半のコンテナベース編集長。コンテナハウス企画・製造・販売に関わり、「見慣れたものではない、面白いものを作ることができる」ことを知ってほしいと、コンテナベースから情報発信していくことになりました。